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予約・受注生産方針

エムピウでは原則としてご予約を承っておりません。一部の限定品以外は受注生産化の予定もございません。

天然皮革による制約

最大の理由は『天然素材』を使った商品であるという点です。

天然皮革は劣化しないように管理するため、生産可能数に応じた適正量の仕入れを都度行っています。
一方で(特に為替の影響を受けやすい)イタリア製皮革は入荷価格の変動が大きく、入荷毎の品質も安定しているとは言えません。これまでも仕入れ高騰による商品価格改定だけでなく、突然の生産終了や状況悪化による素材変更を迫られてまいりました。

天然の風合いを活かした「育つ革」は仕上げが一定であっても個体差によるロット単位の違いが発現しやすくなります。

このように「長期に渡る同一価格および同一仕様での販売確約」が不可能な以上、ご購入希望待機数が多い商品ほど予約・受注生産に対するリスクが大きくなってしまいます。

限定的な生産数量

エムピウの商品は素材入手および職人様への依頼という条件から、期間あたりの製作数が限定されるため量産化が出来ません。さらに使用する皮革の状態や製品化までの過程で発生する問題によって正規品として販売できる割合が大幅に減少することがあります。一回の入荷単位で予約や受注を行ったとしても予定数量全てをご用意できない可能性が高く、こちらも大きな要因です。

現状はご希望者様が販売可能数を常に超えているため、どのようなかたちであれ「先着順や抽選」での受付とせざるを得ません。そうした仕様では「購入出来ない」が「予約・発注出来ない」に変わるだけで、抜本的な解決策にはならないというのが弊社の結論です。

入手機会の公平化につきましては『ご購入数量および回数制限』『時間を分割した再入荷設定』『限定的な抽選購入制導入』など対策を進めており、今後も継続して取り組んでまいります。